HOME > 自然塗料・天然壁材 > クライデツァイトのあゆみ
クライデツァイト(Kreidezeit)とはドイツ語で「白亜紀」という意味です。
白亜は同社製品の中で最も重要な原材料のひとつであり、会社のロゴマークは地層を意味しています。

ドイツ国内では純自然塗料メーカーとして常にトップクラスの評価を得ている同社ですが、青空市場がそのスタートとなったことは余り知られていません。
社長のGert Ziesemann(ゲルト・ツィーゼマン)氏は青空市場で有機野菜を販売する傍ら、訪れるお客さんに化学物質をいっさい含まない伝統的で安全な塗料や壁材の作り方を分かりやすく説明していました。
これが徐々に評判を呼び、1988年に自然塗料メーカー“クライデツァイト社”が産声をあげました。
現社屋および工場はドイツ北部のゼーレムという人口900人の小さな村に位置しており、ここでプラネットカラーやプラネットウォールなどの製品が製造、開発されています。
工場というと近代的な建物をイメージされがちですが、塗料や壁材はすべて天然の素材を調合し、伝統的な製法で作られているので、パウダーの攪拌機とオイルを精製する大きな釜などが主な設備です。

ここには創業当時使われていた1880年代のアンティークな攪拌機が今でも大事に展示されていま す。
1880年代のアイスクリーム製造用のアンティークなミキサー。
クライデツァイト社では創業から1994年までこのミキサーが使われていました。
皮のベルトで動くので騒音がひどく、一度に攪拌できるパウダーの量も限られていました。
また,社屋の裏手にはかぼちゃなどの作物畑がありますが,廃棄処分となった壁材などが一旦コンポーザーに貯蔵され、その後肥料として使われています。
収穫されたかぼちゃは秋には美味しいパンプキンスープに生まれ変わって社員を楽しませます。

卵や大豆、うるしなどの自然・天然の原料でもアレルギーを引き起こすことがあります。
しかし、すべての原材料が公開されていればアレルギー体質の方もアレルゲンを含まない製品を選択することができるからです。

壁材製造風景
エンドユーザーに対する安全だけではなく、「原料の採掘・採取」、「製造」、「施工」、「住まう人」、「廃棄時」の全ての製品ライフサイクルにおいて常に人と環境に配慮した安全な製品作りを行っています。
また、製造は原料を“粉砕”、“濾過”、“加熱”するといったシンプルなプロセスで行われており、必要なエネルギーはおがくずを燃やすことによって賄われています。

東西ドイツが統一されるきっかけともなった聖ニコライ教会やドイツの作家ゲーテの生家、作曲家バッハゆかりの教会など様々な歴史的建造物や重要文化財の修復作業の際には製品だけではなく、ノウハウも同時に提供しています。

聖ニコライ教会

聖ニコライ教会
ドイツ国内ではマイスター、販売店、DIYユーザーなどに対して様々なセミナーが常時開催されています。また、毎年テクニカルチームが来日し、日本各地でもこれまでに30回近くのセミナーが開催されました。

大阪市立大学生活科学研究科
竹原・小池研究室の皆さんとのセミナー

マイスター向けセミナー

ゲルト・ツィーゼマン氏は言います。
「ラスコーの洞窟に描かれている壁画から現代に至るまで塗料は私たちと共に歩み続けています。卵やビール、チーズなどを接着剤に、土を顔料として塗料が作られていた歴史があるのに現代の人々が合成塗料しか知らないというのは驚くべきことです」。
3回の社屋移転を経て、社員数は25名ほどに増えましたが、今でも最新式のミキサーとオイル精選用のポット、精巧な秤以外は機械らしいものが見当たりません。
毎年春になると何組かのツバメのカップルが訪れ工場の軒下で子育てを行えるような環境で変わらず製品が作られています。
今後も伝統的な歴史を踏襲しつつ、さらに人と環境に優しい自然塗料・天然壁材の製造に取り組んでいきます。
